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奥秩父の二子山に登ってきました

2018-11-03
所沢店の成田です。
 
先週、奥秩父の二子山に登ってきました
 
東岳と西岳からなる急峻な岩峰で、 
峠(股峠)を起点として、
東岳、西岳をそれぞれ往復します。
「落ちたら即アウト」な場所がたくさんある山ですが、
そのインパクトある山容に、ずっと登行欲をそそられておりました。

というわけでいつも以上に気を引き締めて向かいました。
 
僕は二子山取付きまでわずか5分の所にある登山口から入りました。
よくガイドブックで紹介されている登山口にくらべると、
往復で1時間半ほど節約できるからです。
 
最近体がなまっていましたので、
時間節約→体力温存→楽しく登ってこられる
と踏んだわけです。
 
でもこのコースからだと、二子山のダイナミックな山容が拝めないんですね〜。
あとから気づきました。もったいないことをしました。
やはりガイドブックは良いコースを選んでいるんですね。

さらに、僕が行ったコースにはひとつ落とし穴がありまして…。

スタートして間もなく股峠に到着し、
そこから定石通り東岳に向かうと、
これまたすぐに岩に取付くことになります。
 
で、さっそくクサリ場なんですが、
ここが半分空中みたいな場所で怖いんですよ。
足場は多くの登山者に削られて滑りやすそうですし、
下は垂直の崖なので、落ちたら即アウトです。
今回二子山で一番怖い場所はここでした。
 
そしてそんな場所に、
スタートして15分くらいで到着してしまう、
というのがこのコースの落とし穴でした。
 
まだ体が全然温まっていなくて、
トレーニング不足の僕には余計に怖く見えたんです(股峠で外気温は約14度くらい)。
 
これをアニメの名シーンに例えるなら、
操縦方法もわからないうちにガンダムに乗せられて、
いきなり実戦でザクと戦わされるようなものです。
 
ガイドブックでよく紹介される坂本の登山口からなら、
岩場に着くころにはちょうどウォーミングアップができていたのかもしれません。
 
…というわけで結局登れず
スタートから30分もしないで敗退しました。
 
この時はまだ体が温まっていないせいだと気づかず、
こんなところも登れなくなってしまったのか〜と激しく自己嫌悪して下りました。

このまま帰ろうかとも考えましたが、
せめて西岳くらいは登ってこないと気が収まりません。
 
西岳も同じような岩峰で上級者コースと一般コースとがあって、
そんなに変わらないらしいけど、
ダメな俺は当然一般コースでしょうよ。
怖くてまた登れないかもしれないけど。
というか急な岩場を戻れるのかしら…。
 
と弱気で歩いていたら、体が軽くなってきて岩場がラクになってきました。
いつの間にかウォーミングアップが完了したようです。
 
よっしゃそれなら股峠(分岐)まで戻って東岳をリベンジしてやる、
と心に誓いながら、
スリルと高度感あふれる西岳山頂をあとにしました。
 
そして先ほどの場所まで登り返してみたら、もう今度は怖く見えない。
ウォーミングアップって大事ですね。
難なく乗り越えて、東岳山頂の景色を楽しんでくることができました。
雲の中の両神山が、とても険しい山に見えました。
 
紅葉には少し早かったですが、二子山はスリルあふれる楽しい山でした。

さて、今回の山行では、
ミレーのトリロジー・ライトフーディ(本体価格¥18000)を着て行動しました。
 
この季節の行動着に何を着ていいかわからない!という方は多いですが、
これはすごくイイですよ!
 
気温は山頂部で12℃くらいだったと思いますが、
オンヨネのポリプロピレンのノースリーブにオンヨネメリノPP薄手長袖を重ねて、
このトリロジー・ライトフーディというレイヤリングでとても快適に歩けました。
 
秋冬は行動着として、
暑くも寒くもなく、汗もたまりづらく、いい仕事をしますよ!
夏ならフリースとして使えます。
 
 
ミレーのトリロジー・ライトフーディ(本体価格¥18000)
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