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ひだまり山荘ブログ

多峯主山トレラン日記 58回目(2021年)

2021-03-12
ひだまり山荘の荻原です。

多峯主山トレランで
この季節毎日着ている
ウインドブレイカーの
「ナイントレイル」の話の続きです。

8年前の話ですが、
6月に北ア・前穂高岳の北尾根を
登りました。

早朝に涸沢を出発し、北尾根の5,6のコルに向かって
雪渓を登っていく途中で
真っ赤な朝焼けを見ました。

天気の悪化を予想しながら登攀を開始。
Ⅳ峰の手前でミゾレが降ってきました。

風も出てきたので、
すぐに雨具を上下とも着ましたが、
何と、ジャケットのほうの
フロントファスナーが壊れてしまい、
前を合わせられなくなってしまいました。

雨具の前が開いた状態では
すぐに身体が濡れてしまいます。
そこでナイントレイルを
雨具の上に着て前がはだけるのを抑えました。

Ⅲ峰を越えるころには山は風雪に変わっていました。

ナイントレイルそのものは、
もちろんビショビショに濡れましたが、
中に着ていた雨具をしっかり抑えていたので、
風も避けられ、身体は濡れずに済みました。

いつも持ち歩いていたナイントレイルが
風雪から身体を守ってくれたのでした。

今は、山に入るときは、
同じくパタゴニアの「フーディニ」が、
いつもザックの中にあります(雨具はもちろんです)。

薄くて超軽量のウインドブレイカーですが
心強い道具のひとつです。
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