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ひだまり山荘ブログ

第30回ハセツネCUP楽しんできました

2022-10-17
池袋店の中村です。

10月9日、10日で開催された
第30回ハセツネCUPに、
出走して、完走をしました。
完走タイムは18時間57分でした。

2017年の第25回大会に出走して以来、
5年ぶりの参加でした。
(2019年、20年、21年は
台風やコロナで大会は中止でした。)

このハセツネCUPは、
正式名称が「日本山岳耐久レース」。

クライマーである長谷川恒男の名前を冠し
長谷川恒男カップ→ハセツネカップ→
ハセツネと呼ばれています。

大会コースは奥多摩の山域71.5㌔を
制限時間24時間以内でゴールするもので、
最高到達点は三頭山(1,527㍍)、
累積標高は4,582㍍です。

エイドは42㌔地点に1か所のみで、
補給できるのは水分1.5㍑(水orポカリ)だけ。
補給食などは全て持たなければいけない、
登山要素の濃い大会です。
しかも、午後1時スタートなので
必ず夜間走が伴います。

ひだまり山荘も出店しました。
大会当日、
僕も選手の受付が始まる前にブースを準備して、
出走前の選手のお買い物をサポート。

久しぶりの大会とあって、
いつものピリピリした感じが少なかった気がします。
多くの選手たちも、
ハセツネに戻ってこられたことに、
嬉しい気持ちで溢れている感じでした。

ブースでの接客・販売を終えたら
こんどは自分の最終装備チェック。


雨予報で気温も低くなることがわかっていたので、
念のため秋冬のロングTを装備に追加し、
補給食も3,000キロカロリーから
3,600キロカロリーに増やしました。
そして、3.5㍑準備していた水分は
2.8㍑に減らしました。

結論から言うと
この変更はバッチリでした。
まずウェアに関しては、
42㌔地点の月夜見で半袖からロンTに着替えをして
ゴールまで着ていました。

ゴール予想タイムを
15時間〜16時間としていたのですが、
実際は3時間オーバーしたことと
寒さが予想以上だったので
補給食多めにして正解でした。
全部使い切りました。

また水分に関しては2.8㍑持ちましたが
エイドまでで1.2㍑くらいしか使いませんでした。

ん~、ペースを上げにくい状況だったので、
水はもう少し減らせたかもしれません。

それにしても今回のハセツネは厳しかったです。
スタートして2時間くらいしたら
雨が降ってきて、時折激しく降りました。

その結果トレイルは水を入れた田んぼのように
ドロドロになり
どこを走っても滑る滑る。
下手に滑ったら崖に落ちそうなところも沢山。
すごく気を使って走りました。

そして気温が低かった。
走るのならちょうど良い寒さだったと思いますが、
いかんせん足元ドロドロで走れないし
渋滞は発生するしで
身体が思うように温まらず、つらかったです。
初めてレイン上下を着て走っていたくらいです。

そんな辛い思いをしているにも関わらず、
周りで走っている人たちも
文句は言っても走るのを辞めようとはせず、
こんな状況にいる自分と向き合いながら、
その辛さを楽しみながらゴールを目指していました。

今回は久しぶりに
コース上で夜明けを迎えたのですが、
御岳付近で雲海を見ることができたのが
最上のご褒美となりました。
記念にスタッフの方に写真まで撮ってもらいました!

それにしても、大雨で寒くて泥んこで
こんなにも大変な状況なのに
ハセツネコースを2周する”ダブル”という
とんでもないレースが同時に行われていたんです!!!
信じられませんよね。。
しかも制限時間は1周の人と同じ24時間。

そんな猛者中の猛者しか走ることが許されないレースに、
われらがひだまり山荘トレラン部のリーダー
矢嶋信が出走し、見事に完走。
4位に入る素晴らしい走りをみせてくれました!

2022年はこのハセツネで
僕のレース予定は終わりです。
また来年も楽しみながらレースに参加していきます。
そのためにもしっかりとしたトレーニングと
装備を心掛けていきたいと思っています。

トレーニングについては、ぜひ、
ひだまり山荘トレラン部の活動をご利用いただき、
装備に関してはお店にお越しいただければ
お話を伺いながら、
おすすめのアイテムをご案内させていただきます。

今後も皆さまのトレランライフの
お手伝いがしっかりとできるよう、
より一層頑張っていきます(^^)

第30回ハセツネカップ大会結果(速報値)
1周・・・総出走者1,877名 完走者1,289名 完走率68.6%
2周・・・総出走者30名 完走者8名 完走率26.6%
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