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ひだまり山荘ブログ

伊豆ヶ岳 東尾根からガサゴソっと登頂

2022-09-17
所沢店の成田です。

残暑厳しい8月中旬に、
仲間たちと八ヶ岳の権現岳に
行こうと計画を立てました。

でも直前になって
「やっぱり行動時間が長い」
「帰りが遅いと嫁に叱られる」
といった問題に気づいて、
やむなくボツに。

じゃあ近場の奥武蔵だな
と、なりましたが、
夏場は展望もそれほどだし、
暑いしで、
八ヶ岳の代わりとしては、
ちょっと寂しい。

それでも、

地図とコンパスを使って、
伊豆ヶ岳の東尾根を詰めよう、
という事になりました。

東尾根は伊豆ヶ岳の
バリエーションルートで、
大まかにいうと、
山頂直下で、道はふたつに別れます。
山頂への直登ルートか、
それとも巻き道ルートか。

で、この直登ルートは、
激坂と岩場をよじ登って、
山頂に直接ガサゴソッ!
と這い出て来る、
ちょっとワイルドなルートらしい。

これなら、
登り慣れた伊豆ヶ岳でも、
ワクワクできるんじゃないか?
と、考えたわけです。

東尾根は、実は僕は2回目です。
といっても前回は、
巻き道ルート(※1)を下ろうとして、
下降点すら見つけられませんでした。
今回はそのリベンジみたいなものです。


当日は西吾野駅に集合しました。
一緒に行った仲間Aさんは、
森坂峠のマイナーな苔むし感に、
早くも感激の様子です。

東尾根の取り付きにある
琴平神社に到着して、
お参りを済ませてから、
スタートしました。
そういえば伊豆ヶ岳は
信仰の山だったそうですね。

この日の気温は、灼熱の37℃。
なんでそんな日に、
山登りなんかしてるのか(笑)
脳内で繰り返される自問自答。
でも山中は、そこまで暑くありませんでしたよ。

東尾根はなかなか登りがハードで、
地図に載りきらない急登が、
いくつもありました。
樹々の葉に遮られて、
展望もほぼ無し(夏の場合)。
ここがメジャールートに
ならなかった理由が、
わかる気がします。

ちょっと地図を読み間違えたりしつつ(笑)、
ついに山頂直下らしき場所に到着。
東尾根はここで急激に
傾斜を強めて盛り上がり、
まるで大きなピークのように
なっていました。

直登するとすごい急勾配なので、
いったん南側に巻いてから
登り返します。
が、こちらもすごい傾斜。

仲間Aさんは、この急勾配に、
相当体力を奪われているようで、
「もうすぐガサゴソッと登頂…ガサゴソッと登頂…」と
自分を励ましながら登って来ます。

尾根上部の岩場は、
奥武蔵の中でもかなり急で、
しかもザレた岩と落葉で滑りやすいですが、
構わずよじ登ります。

やがて鬱蒼とした樹々の間から、
ついに、空と、
山頂標識の裏側が見えました。

山頂だ~!!!(ハイテンション)

そして、
ついに山頂標識の裏側から、
ガサゴソッとはい出て来て、
伊豆ヶ岳に登頂しました!
ン~この達成感ったら!

何度も登っている伊豆ヶ岳に、
今更ですがこんな道があったんですねぇ。
Aさん共々、大喜びの山行でした。

※1
この下りルートは、
先日のひだまりトレラン部の、
地図読みセミナーでも
使ったルートです。
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