本部の安藤です。

きのう４月１３日は、
日本上空に３つの低気圧があり、
飯能でも１日中雲行きが変でした。

なので、
きのうはお休みだったのですが、
山へは行かないで、
気になっていた飯能の名刹能仁寺に
行ってきました。

能仁寺は、
飯能のシンボル天覧山の南麓にあります。
立派なお寺です。

NHKの大河ドラマ『晴天を衝け！』の主人公
渋沢栄一の一族たちが、
幕末に彰義隊から脱退し振武隊を結成し、
この能仁寺に陣を置き、
官軍と戦って敗退しているのです。

振武隊はここから奥武蔵に敗走します。

悲劇的なのは、
渋沢栄一の義弟渋沢平九郎です。

弱冠２２歳の平九郎は能仁寺から顔振峠まで逃げ、
黒山大滝方面に下りそこで敵方と遭遇、
負傷して自刃してしまいます。

顔振峠のお休み処は平九郎茶屋といいますが、
ここのおばさんは、
「私の先祖は平九郎さんに秩父に逃げなさい
といったんだけどね～」
と言っていましたっけ。

文武ともに優れ、性格もよく、おまけにこのイケメン、
彼の逃避行は、
なんか物思ってしまいます。

私たちはその道を、
ハイキングしたりトレランしたりして
いるんですねー。

なんてしんみりとして、
新緑の参道を登っていくと、
なんと、山仲間の稲葉夫妻が
降りてくるではありませんか！

ヤァヤァヤァ、お久しぶり～、
会えてよかったねー。

だれもいない能仁寺で会うなんてねー。
山好きはお出かけ好きでした。