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ひだまり山荘海外トレランツアー、トルデジェアン・ハイライト 1日目、8月19日

2019-09-01
トルデジュアンのコース図
赤線部分が今回走行の110km。
ひだまり山荘の荻原です。

8月17日、成田をカタール航空で出発し、ドーハへ。
そこで乗り継ぎ、
18日、スイスのジュネーブに着きました。
 
ジュネーブからは専用車でフランスのシャモ二、
そしてモンブラン・トンネルを越えて、
イタリアのクールマイユールに抜け、
5時ごろ、ヴァッレ・ダオスタ州の州都アオスタに入りました。
 
ジュネーブまで約20時間、アオスタまで3時間、
アスリートぞろいのツアーですが、
移動は疲れます。
 
アオスタ州はイタリアほぼ北端の州です。
先史時代からの町で、歴史の香りがします。
乗物から解放された僕たちは、
明日からのトレランへの期待がふくらみ、
すぐにみんなで散歩に繰り出しました。
 
ジュネーブ到着
アオスタのホテル着
ホテルの前にて
アオスタの遺跡
8月19日。

さあきょうからトレランが始まります。
 
きょうのスタート地点の
Eaux  Roussesに専用車で向かいます(読み方がよくわかりません)。
 
レースとしてのトルデジェアンは
クールマイユールがスタートで、330㌔を1周して
クールマイユールに戻ります。
 
僕たちは、クールマイユールから81㌔地点の
Eaux  Roussesがスタート地点です。

ここの標高は1654㍍です。
舗装道路で行ったのですが、
ここまでくると、もう山の中で、
トレイルが交差していました。
 
山小屋でいろいろ身支度して、
さあ出発。
みんな武者ぶるいしているようでした。
 
この日はここから1650㍍登って
ロソン・コル(3299m)をこえ、
コース上の町、コーニュ(1531m)まで25㌔です。
 
少し登ると早々と森林限界となり、
どんどん緑もなくなり、
傾斜もきつくなってきました。
 
進むにつれ、スケールの大きな景色が広がり、
この日は、雄大できびしい岩山を
行くことになります。
まるで、北アルプスの剣岳を大きくしたような
そんな感じもありました。
 
始めは大きなU字谷の側面を行きます。
谷を隔ててシャモアがいました。
その奥の対岸にはアイベックスの集団もいて、
しばし、なごまされました。

天気は曇りから時々雨で、
しばしばレインウェア上下を着用しました。
風もあり、思った以上に寒かったです。
 
U字谷を詰めていくと
さらに傾斜がきつくなり、
岩も黒く光った感じのものになり、
ガラ場が多くなります。
 
ガラ場のトラバースなどもありましたが、
意外に石が安定していてよかったです。
 
ロソン・コル(3299m)に着くと、ホッとしました。
初日ということ、飛行機の疲れと時差ボケ、
それに高度の影響でしょうか、
それまで、頭がボーとすることがありましたが、
あとは下りだけなので。
 
ほかの人たちも
結構つらそうでした。
(写真では明るく笑っていますが)
 
 
きょうのスタート地点、クールマイユールからはすでに79㌔地点
谷の反対側にはアイベックスの群れがいました。
急登の始まり
ロソンのコル(3299m)
コルでは、最初の巨人、
グラン・パラディーゾは見えませんでしたが、
次の巨人、モンテ・ローザが少し見えました。
 
しかし、ここからの下りは急なザレ場の連続で、
フィックスロープもあり、
慎重に下りました。
 
傾斜が緩んで、緑も出てきてからは、
気持ちも緩みました。
 
トルデジェアンのレースでは、
すでにEaux  Roussesまで80㌔以上走ってくるのですから、
それを考えると、
すごすぎるレースに感動でした。
 
今回のツアーで、この日が一番きつかったです。
 
夕方の7時過ぎに、
全員無事にコーニュ(1531m)に着きました。
 
この辺りはほぼ北緯45度なので、
日没が遅く、
気持ちがらくです。
(東京は北緯35度)
 
かわいらしいリゾート地、コーニュの町が見えたら、
結構足が痛くなっていることに
気づきました。
 
最奥の右端にグランパラディーソが見えます。
コーニュの町が見えてきた。
コーニュの町中のモンチュラショップ
ホテル前にて
第1日目終了
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