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ひだまり山荘ブログ

初雪の雲取山でテント泊

2022-11-10
所沢店の成田です。

10月25日と26日、
初雪の雲取山で
テント泊を楽しんできました。
(鴨沢~雲取山~三峯神社)

一緒に行った仲間たちは、
これが初めてのテント泊です。
夕焼けと朝日が楽しみだそうです。

僕は満天の星空に期待しました。
長年山に登っていますが、
満天の星空というやつを
あまり見た覚えがないんです。

星空を期待して行った
数年前の空木岳では、
運悪く満月に当たってしまい、
これっぽっちも星が見えなかったので。

その反省から今回の山行は、
新月を狙って計画しました。

直前になって、
1日目の天気が怪しそうですが、
2日目は回復する見込みです。
きっと早朝には満天の星空が拡がるはず、
と読んで雲取山に向かいました。



いつもどこからでも探してしまう大岳山
ダンシングツリー
1日目。
前日まで19℃あった最高気温は、
いっきに12℃まで下がりました
(平地の気温)。
しかも天候は曇りで、不安定です。

これは雪が少しあるかもな、
なんて思ってたら、
七ツ石山の辺りでもう、
数センチも積もっていました。
例年より約3週間も早い
初雪だそうです。

雪と紅葉だなんて、
いい時に来てしまいました。
これはラッキーです。

曇っていますが、天気は回復傾向でした。
雲取山は夏冬合わせてたぶん4回目ですが、
こんなに眺望が凄かったのは初めてでした。

尾根の西側に拡がる山々の稜線が、
一直線ではなく、
地球の形に合わせて
弧を描いたように見えたのは、
気のせいだったでしょうか。

七ツ石山から先は、
気温は5℃から0℃近かったと思います。

山頂近くでは、水たまりが
シャーベット状です。
それでも風が穏やかだったおかげで、
動けば寒くありませんでした。
着ていったモンチュラのシェルが大活躍しました。

そしてついに山頂に到着。
仲間と喜びの記念撮影です。
日没前にテン場に着きたいので、
夕日もそこそこに、
先を急ごうということになりました。

山頂から雲取山荘までは
樹林の中の下りですが、
ここでまさかの景色が待っていました。

樹林の中が夕日に照らされて、
ものすごいオレンジ色に
染まり始めたんです。

色と光は刻一刻と変わり続けて、
感動的な風景を
たくさん見せてくれました。
東側の空を見ると、カクテルのような、
ピンクや紫のキレイな色に
染まっていました。

夕日を楽しみにしていた
仲間も僕も、これには大満足です。
尾根じゃなくても、
素晴らしい夕日って見られるんですね。


いつもどこからでも探してしまう両神山
日没後、
寒さで手が動かず、
ヒーヒー言いながらのテント設営。
登山的には、日没後の
テント設営なんてダメなんですけど。

この気温と雨予報のせいで、
テン場は僕たちの貸し切り状態でした。
山荘の宿泊者も数人だけだったそうです。

さて、肝心な星空です。
これを楽しみに来たんですから。

まず0時に起き出しましたが、
まだ空は雲で覆われていたので、
もう一度寝て待つことに。

午前2時。まだまだ星は見えず。

じゃあ4時でどうだ。

ガバッと起きてテントから顔を出したら、
おお! 読み通り。
樹々の間から、
今度は沢山の星が
瞬いているじゃありませんか!

広い所まで行けば、
満天の星空が見られるかも。

……と思いましたが、

明け方の寒さに負けました。
これから外に出ようという気にはなれず。
仲間もよく寝ていたようなので、
起こしませんでした。

というわけで
今回も満天の星空は
見られませんでした。
まあまたいつか見られるでしょ。

2日目は晴天でした。
気温がいっきに上がり、
樹々についた雪が
すごい勢いで溶け始めました。

雪と紅葉に、青空まで加わって、
素晴らしい2日目が始まりました。
木々から降ってくる融雪のミストに、
まだまだ続く素晴らしい展望。

思い出に残る山行でした。
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